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遮熱塗料と断熱塗料の違いと単価と耐久年数

室温が上がる原因の一つに、太陽光の赤外線により外壁や屋根が暖まる事で建物の中に熱が溜まってしまうことがあります。特に夏の日差しが強い時には、熱だまりが多くなり冷房の効果まで薄れてしまいます。そこで注目を浴びているのが、断熱塗料や遮熱塗料と言われるエコ塗料です。この2つの塗料は、同じだと勘違いしている方も多いですが、実際には違います。それぞれ図のような特徴があります。


断熱塗料の特徴

断熱塗料は、屋内へ熱の伝わり方を遅くする塗料です。熱の伝わりを遅くすることにより熱が冷め、室温の上昇を抑制します。このように熱の伝導率を低くするのが断熱塗料です。そのため、冬に保温効果があります。通常の塗料と比べ工数が増えるため、塗料自体の金額にプラスして料金が高くなります。


アレスクールプラスウォール(関西ペイント)

アレスクールプラスウォール(関西ペイント)

単価:3,800〜4,300円/u
耐用年数目安13〜15年


ガイナ(株式会社日進産業)

ガイナ(株式会社日進産業)

単価:3,000円?4,000円
耐用年数目安13〜15年


遮熱塗料の特徴

一方、遮熱塗料は、光を反射することで屋内の温度が上がらない様にします。反射する力が大きければ、外壁や屋根の温度も上がりにくいた室温の上昇を抑制します。そのため、色の明るさが大きく影響します。このように反射率を高くするのが遮熱塗料です。冬の保温効果はありません。一般の塗料と工数が同じなので、塗料自体の料金意外は費用が高くなることはありません。


サーモアイSi(日本ペイント)

サーモアイSi(日本ペイント)

単価:2,500円〜3,000/u
耐用年数:目安8〜10年


サーモアイ4F(日本ペイント)

サーモアイ4F(日本ペイント)

単価:3,200円〜3,700/u
耐用年数:目安12〜15年


注意点

よく「断熱や遮熱塗料を使うと室温は何度下がりますか?」というような質問を受けますが、同じ塗料を使っても家によって効果が異なります。それは、建物の形状や、使っている断熱設備により効果が大きく異なるからです。

代表的な断熱・遮熱塗料であれば効果も期待できます。ただ、安価に販売している「断熱塗料という名称の塗料」では、効果があまり期待できない場合が多いです。

厳しい夏の冷房効率を上げるにも環境に配慮できる断熱塗料はオススメですが、選び方を検討しましょう。遮熱塗料にも効果はありますので、コストパフォーマンスの比較が大切です。


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