足場の種類と特徴、単価
足場の種類と特徴、uあたりの単価
外壁や屋根の塗装をする時に欠かせないのが足場です。実は、この足場にも種類があって、それによって単価が変わります。また、業者足場を保有しているか?レンタルしているか?によっても料金は異なります。あくまでも目安ですが、足場の大まかな種類と単価からご紹介しましょう。
本足場
足場に水平な部分があって歩きやすい様になっています。棚足場、ビケ足場とも呼ばれます。スペースに余裕があれる場所で使います。単価は800〜1,000円/uです。
楔(くさび)足場
本足場では鋼管に渡らせているのに対して楔足場では歩み板を、鋼管に差し込む様に設置します。くさび形になっていることから名称がついています。省スペースで組み立てやすいです。単価は700〜900円/uです。
単管足場
鋼管やパイプだけで組み合わせた足場で平面部分がありません。最近では楔足場に移行してきています。狭い場所でも使いやすい特徴があります。単価は600〜800円/uです。
足場と一緒にかかるもの
足場を組むだけではなく養生シートや高圧洗浄も必要になります。養生シートと高圧洗浄の単価は以下の通りです。
養生
塗装をするときは必ず家の周りに塗料が飛び散ります。吹き付けで飛び散るのはあたり前ですが、ローラーでも飛び散ります。隣の家屋、家の車などに塗料が付いてしまっては大変です。そのため、塗料の飛び散りを防ぐ目的で養生をします。養生で使うシートを養生シートと言います。単価は150〜200円/uです。見積書では足場と一緒に記載する業者もいます。
高圧洗浄
高圧洗浄とは、外壁や屋根の塗装面に付着してしまった汚れやカビ、コケ、チョーキングの粉などを水で洗い流すことをいいます。ホームセンターなどで売っているようなものではなく、ガソリンで動く強力な高圧洗浄器で行います。
この作業をしっかりと行なわないと、シーラーなどがしっかりと密着せず、塗装から1年もしないうちに剥がれてしまう原因になることもあります。単価は150〜200円/uです。
このような場合は、通常より足場料金が高くなる可能性があり
設置条件で足場の料金は変わる
設置条件によって価格が上がる場合もあります。例えば、傾斜が激しい場合や隣との距離が30cmしかない場合は、足場に適した条件ではないため追加料金が発生します。
家の階数によっても料金は変わる
一般的に2階建てが多いですが、2階建てよりも3階建ての方が単価が100円くらい高くなります。
足場に関する注意点
防犯上の問題
安全性の高い足場ほど、誰でも上る事が出来る構造になっています。そのため防犯上の問題も出てしまいます。悪意を持って屋内に入る事は出来ますので、窓の施錠をしっかりしましょう。
台風、強風時などの自然災害時は危険
台風の時には足場が倒れる危険性や、養生シートが吹き飛ぶ危険性があります。この時期に塗装をする場合は、必ず業者に台風時に足場を強化してもらえるか?養生シートを一度外してもらえるかを確認しましょう。
換気の問題
足場設置期間は窓にも養生シートは貼られます。そのため、窓の換気ができません。特に辛いのが夏です。「暑い中、窓を開けないで生活するのは厳しかった」というようなことを言う方も多いです。夏に塗装する場合は、途中で窓を半分だけでもいいので開けれるようにしてもらえないか相談すれば対応してくれる業者もいます。
足場使わない施工方法
足場を使わないから安く塗装できるという業者もいます。もちろん、本当のことを言っている業者もいますが、中には他の料金に上乗せしている場合もあります。また、足場を使わないとしっかりとした養生ができないため、高圧洗浄や塗料が飛び散る可能性があるので注意が必要です。
足場代無料キャンペーン
足場代は延べ床面積30坪の住宅で15万円くらいかかります。この足場代を無料にすると聞くとお得だと思ってしまうかもしれませんが、足場代を他の料金に上乗せしている場合もあります。特に飛び込みの業者に多いです。そのため、必ず複数社に見積りを取り色んな単価を比べましょう。