塗料の成分とグレード
塗料とは?
塗料は「顔料」「添加剤」「合成樹脂」の3種類のものが混ざり合いできています。
顔料:色やツヤを決める役割
添加剤:塗膜に特別な機能を持たせる役割
合成樹脂:耐久性などの保護機能の役割
外壁・屋根塗装を検討している方は「今の主流はシリコン系の塗料だ。」「シリコンよりもフッ素の方が耐久年数が高い。」このような話を聞いたことがあると思います。このシリコンやフッ素など呼ばれるものは、塗料の中の合成樹脂の部分の種類です。この合成樹脂が塗料の耐久年数を決めるので、塗料を選ぶときに一番重要になります。
塗料の耐久年数とグレード
塗料のグレードは大まかに分けると以下の4種類です。
アクリル 耐久年数5〜7年
10年くらい前のスタンダードな塗料です。今では、あまり使われなくなっています。
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ウレタン 耐久年数8〜10年
アクリルと同様に外壁や屋根には、あまり使われなくなっています。
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シリコン 耐久年数12〜15年
耐久性と値段のバランスが良く、今一番使われている塗料です。
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フッ素 耐久年数15〜20年
シリコンよりも耐久性が高い塗料。高級な塗料として使用されています。
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水性塗料と油性(溶剤)塗料について
それぞれの合成樹脂には水性と油性があります。この違いを気にする方は多いのですが、業者によっても見解が違ったりするので判断が難しい部分です。結論から言うと、最近では水性の耐久年数が上がったり、油性の臭いが少なくなったりしているので、両方の差はなくなりつつあります。ただ、寒い地域では油性を使用した方が無難です。また、金属部分も油性塗料が推奨されています。
1液と2液の違い
それぞれの合成樹脂には1液と2液があります。2つの違いは硬化剤が入ってるか入っていないかです。硬化剤は2液に入っていて、1液には入っていません。硬化剤が入っている方が耐久年数は長いと言われていますが、最近ではあまり差はなくなってきています。