屋根修理の費用相場は?工事内容別の目安と追加費用・火災保険の注意点【2026年】
屋根の修理費用は、「瓦を数枚差し替えるだけ」なら数万円で済むこともあれば、「屋根全体を葺き替える」となれば数百万円かかることもあります。屋根修理は、工事の内容によって費用の幅が非常に大きい分野です。
この記事では、屋根修理の工事内容別の費用相場を中心に、費用が変わる要因、追加費用がかかるケース、見積もりで確認したい項目を整理します。症状に合った工事の規模感をつかむための目安としてご活用ください。
先に結論だけ知りたい方へ
- 瓦の差し替えなどの部分補修は数万円〜、棟板金や漆喰の補修は数万〜30万円程度が目安です
- 屋根塗装は30坪程度の住宅で40万〜80万円、カバー工法は60万〜150万円、葺き替えは100万〜300万円程度が目安です
- 雨漏り修理は、原因と範囲によって数万円から数十万円以上まで幅があり、一律には決まりません
- 足場の有無、屋根材をはがしてから見つかる下地の傷みによって、費用が大きく変わることがあります
屋根修理の費用相場はいくら?工事内容別の目安

| 工事内容 | 費用相場の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 瓦・スレートの部分修理 | 数万円〜30万円程度 | 割れた瓦の差し替え、ずれの補修、スレートのひび割れ補修 |
| 棟板金の補修・交換 | 数万円〜35万円程度 | 釘の打ち直し、浮いた板金や下地の交換 |
| 漆喰の補修 | 数万円〜十数万円程度 | 瓦屋根の棟の漆喰の詰め直し |
| 雨漏りの修理 | 数万円〜数十万円以上 | 原因と範囲によって大きく異なる |
| 屋根塗装(30坪程度) | 40万〜80万円 | スレート・金属屋根の塗り替え(足場込みの目安) |
| カバー工法(重ね葺き) | 60万〜150万円 | 既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる |
| 葺き替え | 100万〜300万円 | 既存の屋根材を撤去して新しい屋根材に交換 |
※2026年10月時点で公開されている複数の相場データをもとにした目安です。屋根の面積、屋根材、劣化の状態、足場の有無によって金額は変わります。
瓦・スレートなど屋根材の部分修理
割れた瓦の差し替えやずれの補修、スレートのひび割れ補修など、傷んだ部分だけを直す工事です。範囲が小さければ数万円で済むこともありますが、足場が必要になると費用が上がります。
棟板金や漆喰などの補修
スレート屋根や金属屋根の頂上にある棟板金は、強風で浮いたり飛ばされたりしやすい部分です。釘の打ち直しで済む場合は比較的安く、板金や下地の木材を交換する場合は費用が上がります。瓦屋根では、棟の漆喰の詰め直しが必要になることがあります。
雨漏りの修理
雨漏りの修理費用は、原因によって大きく変わります。棟板金や瓦の一部を直せば止まる場合もあれば、防水シートの劣化が原因で屋根の広い範囲を直す必要がある場合もあります。原因が屋根ではなく外壁やサッシまわりにあることもあるため、まずは原因の調査が大切です。雨漏りが起きたときの対処は雨漏りが起きたときの対処と修理先で解説しています。
屋根塗装
スレートや金属の屋根は、表面の塗膜が劣化すると塗り替えが必要になります。30坪程度の住宅では、足場を含めて40万〜80万円程度が目安です。外壁塗装と同時に行うと、足場を共用できるため、屋根塗装の分の上乗せは20万〜50万円程度に抑えられるのが一般的です。
カバー工法・葺き替え
屋根材の劣化が進み、塗装では対応できない場合は、カバー工法や葺き替えを検討します。カバー工法は既存の屋根を撤去しない分、葺き替えより費用と工期を抑えやすい工事です。葺き替えは下地からつくり直せる一方、撤去・処分の費用がかかります。どちらが適しているかは、屋根材の種類や下地の状態によって変わります。
屋根修理の費用が変わる主な要因

屋根の面積や形状
屋根の面積が大きいほど、材料と作業の量が増えます。複雑な形の屋根や急勾配の屋根では、作業の手間や安全対策の費用も増えます。
屋根材の種類と劣化状況
屋根材によって、選べる修理方法と費用が変わります。たとえば粘土瓦は、瓦そのものは長持ちしますが、棟や漆喰の定期的な補修が必要です。スレート屋根は、塗装、カバー工法、葺き替えから選ぶことになります。
補修範囲と必要な工事
部分補修で済むか、屋根全体の工事が必要かで、費用は桁が変わります。部分補修で済む症状なのに大規模な工事を勧められていないか、確認しましょう。
足場の設置条件
屋根の工事では、安全のために足場が必要になることが多く、20万円前後の費用がかかる場合があります。小規模な修理でも足場が必要になると、総額が大きく上がります。外壁塗装など、足場を使う工事とまとめると割安になります。
屋根修理で追加費用が発生するケース
屋根材を外してから下地の劣化が判明した場合
屋根の下地(野地板や防水シート)の状態は、屋根材をはがすまで正確にわからないことがあります。下地が傷んでいると、交換や補修の費用が追加になります。追加になった場合の費用の決め方を、契約前に確認しておきましょう。
雨漏りの原因調査や追加補修が必要な場合
雨漏りの原因を特定するために、散水調査などの詳しい調査が必要になることがあり、調査費用がかかる場合があります。修理後に別の箇所から雨漏りが見つかることもあります。
足場や付帯工事が必要な場合
当初は足場なしで作業する予定でも、安全上の理由で足場が必要になることがあります。雨樋の交換などの付帯工事が加わる場合もあります。また、古いスレート屋根などで石綿(アスベスト)を含む可能性がある場合は、法令に基づく事前調査や撤去時の対策の費用がかかることがあります。
屋根修理の見積もりで確認したい項目

修理する範囲と工事内容
どこを、どの方法で、どこまで直すのかが具体的に書かれているかを確認します。「屋根修理一式」のような書き方では、相場と比べることができません。
使用する屋根材・部材と数量
屋根材、防水シート、板金などの製品名と数量を確認します。
足場代・撤去費・廃材処分費などの扱い
足場代、既存の屋根材の撤去費、廃材の処分費が含まれているかを確認します。安く見える見積もりは、これらが含まれていないだけの場合もあります。
追加工事が必要になった場合の対応
下地の傷みが見つかった場合の追加費用の目安と、連絡・合意の方法を確認しておきましょう。見積もりの比べ方は屋根修理の見積もり・比較方法、見積もりが高いと感じたときの確認点は屋根修理の見積もりが高いときの確認点で解説しています。
自宅の屋根修理の金額を知りたい方へ
屋根修理の費用は、現地で屋根の状態を確認しないと正確に決まりません。相談先によって対応できる工事や紹介の仕組みが異なるため、比べてから選びましょう。
屋根修理は費用の安さだけで決めないことが大切

症状に対して工事内容が適切か確認する
安い見積もりが、症状の原因を直していない場合もあります。特に雨漏りは、原因を直さなければ再発します。提案された工事で症状が解決するのかを確認しましょう。
必要以上に大規模な工事を提案されていないか確認する
部分補修で済む症状に対して、葺き替えなどの大規模な工事を勧められていないかも確認します。大きな工事を勧める場合は、部分補修では済まない理由を説明してもらいましょう。突然訪問してきた業者からの提案には、特に注意が必要です。詳しくは屋根修理の悪質業者・点検商法への対応で解説しています。
屋根の状態や工事内容を説明してもらう
屋根の上は自分で確認できないため、写真や動画で状態を見せてもらい、説明を受けることが大切です。説明が具体的な業者を選びましょう。業者の見極め方は屋根修理業者の選び方で解説しています。
屋根修理の費用相場に関するよくある質問
まとめ|屋根修理の費用は「どの工事が必要か」で決まる
- 部分補修は数万円〜、棟板金・漆喰の補修は数万〜30万円程度が目安
- 屋根塗装は40万〜80万円、カバー工法は60万〜150万円、葺き替えは100万〜300万円程度が目安
- 雨漏り修理は原因と範囲によって大きく変わるため、まず原因を調べる
- 足場の有無や、屋根材をはがしてから見つかる下地の傷みで費用が変わる
- 安さだけで決めず、症状に対して工事内容が適切かを確認する
参考にした公開情報(2026年10月10日確認)
- おうちの修繕ガイド:屋根修理の費用相場【2026年版】
- 屋根修理の費用相場【2026年版】(工事内容別)
- 屋根リフォーム費用と相場・屋根工事単価表【2026年最新】
- ヌリカエ:屋根の修理費用
- リショップナビ:屋根リフォームの費用相場
- 各社の公式サイトに掲載された料金・FAQ(2026年10月10日確認)
本記事の相場は2026年10月10日時点の公開情報をもとにした目安です。
資材の価格は変動するため、実際の金額は見積もりでご確認ください。








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